Neo4j Graph Database
Neo4jはNoSQLに分類されます。 グラフデータベースの1つです。 使うにはローカルにインストールするかクラウドか選択することになります。 もちろん両方使っても構いません。
とりあえず少しだけ使ってみようと思ったらクラウドのNeo4j Sandboxが良いでしょう。 ウェブブラウザさえあれば楽しめます。 データセットもMovieだけじゃなくNetwork and IT Management, Includes GraphQL OpenStreetMapなどが選べますしインストールする手間が省けますが3日間の期間限定です。
Neo4jを使うにはいくつかの選択肢があります。 DBaaSのAuraは最近追加されたのですが、GCP, AWSなどで使う時はこちらを選ぶことになりますね。
今回は、この中からNeo4j Desktopをインストールすることにしましょう。
- Cloud
- Neo4j SandBox (Free)
- Development
- Neo4j Desktop (Free)
- On-premise Server
- Neo4j Community Edition (Free)
- Neo4j Enterprise Edition (Subscription)
- Aura (DBaaS)
- Aura Free (Free)
- Aura Professional (Monthly)
- Aura Enterprise (Contact)
Neo4j Desktop
Desktopが登場する前は、Neo4j Community Editionをインストールしてコマンドやサービスとして動作させていました。 アクセスするのはChromeのようなブラウザでした。
Neo4j Desktopは開発に必要なものが全て含まれています。 特筆すべきは、Enterprise Editionでしょう。 Community Editionのような件数制限やデータベースの個数制限がありません。 ユーザ権限やホットバックアップも使えます。
- Neo4j Enterprise Edition
- Neo4j Browser
- Zulu OpenJDK
- Zulu OpenJDK 8 (Neo4j 3.5用)
- Zulu OpenJDK 11 (Neo4j 4.x用)
インストール要件
まずは手持ちの機種が使えるのか調べましょう。 ノートブックで、8GB/16GBのメモリーがあれば問題ないと思います。
- OS
MacOS 10.10 (Yosemite)+ Windows 8.1+ with Powershell 5.0+ Ubuntu 12.04+ Fedora 21 Debian 8.
- CPU, Memory, Disk
CPU, Intel Core i3 minimum, Intel Core i7 recommended. Memory, 2GB minimum, 16GB or more recommended. Disk, 10GB SATA Minimum, SSD with SATA Express or NVMe recommended.
ダウンロード
次にダウンロードしましょう。 自動的に使っているOSのNeo4j Desktopが選択されると思います。 違ったOS用が表示されている場合は、Mac, Windows, Linuxから選択してダウンロードしてください。
インストール
インストールはOS別にサイトに出てきますのでそちらを参照して頑張りましょう。 「えっ、インストールの解説は無いの?」と言われそうですが本家の解説が丁寧に作られていますのでそちらが良かったです。 JDKも含まれていますのですぐに完了すると思います。 Activation Keyのコピーはしておきましょう。
起動
最初の起動ではインターネット経由でRuntimeなどをダウンロードしているので少し時間がかかります。 なので基本はインターネット接続できる環境で実行してください。 Activation Keyはここでペーストします。
UI
Neo4j Desktopはバージョンによってユーザインターフェースのデザインが大幅に変わることがあります。 ま、どのプロダクトでも同じだとは思いますが、気楽にアップデートをすると驚くことになります。
プロジェクト
Neo4j Primer Projectと言うプロジェクトが既に作成されていると思います。
Neo4j Desktopを使うとローカルDBMSはもちろん使えますが、ネットワーク経由のリモートデータベースにも接続できます。 プロジェクトは複数作れますし、その中にローカルDBMSを複数作れます。
クライアント単位でプロジェクトを作って、ローカルDBMSはNeo4j 3.5, Neo4j 4.2など複数作成できるのでバージョンアップのテストが簡単にできます。 データベースのコピーも簡単なので、ちょっとテストで使いたい時はコピーして使えます。